1970年代に発案された人類補完計画

都市伝説

人類はいずれ滅亡する

人類補完計画と聞いたらまず初めに「新世紀エヴァンゲリオン(以下エヴァ)」を連想するのではないでしょうか?あまりの解釈の難しさに誰がつけたか通称「人類ポカン計画」。

若干ネタバレを含みますが、エヴァの内容を簡潔に説明するなら「人類は争ってばかりで不完全な存在だよね!だったら神の力をもってひとつにしちゃえば完全な生物に生まれ変われるよね!」という内容。スライムが合体してキングスライムになったけど意識はどうなったの的な感じ。エヴァの話はもっと複雑だけど、今回説明する人類補完計画はもう少しロマンのあるものです。

時は1977年、アメリカ航空宇宙局(NASA)より2基の無人惑星探査機が打ち上げられました。ひとつはボイジャー1号、もうひとつはボイジャー2号、いずれもスイングバイを利用し木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった外惑星に接近…様々な写真を地球に送信し続けました。現在多くの資料に記載されている土星や木星表面の鮮明な写真はボイジャーの功績があったからです。

ちなみに2021年現在もボイジャー1号、2号とも稼働しており、ボイジャー1号は2020年6月現在で太陽から約224億km離れたところを秒速17.027kmで飛行中、ボイジャー2号も同月、太陽から約186億km離れたところをを秒速15.497kmで飛行しています。つまり50年近くも宇宙空間を高速で移動していることになるんですね。ボイジャーについて説明を続けてしまうとあっという間に尺が埋まってしまうため、今回の根幹に迫る部分を述べていきましょう。

ボイジャー自体は惑星探査機としての役割を終え、現在は遠く離れた「どこか」を目指して飛行しています。事実上地球から離れているだけなのでどこまで飛ぶのか、どこで機能を停止するのか正確には分かっていません。2012年に太陽系を脱出していたことは分かっています。しかしながら現状説明できるボイジャーの特異な点を挙げるとするなら内部に格納されたゴールデンレコードの存在。

ゴールデンレコードは文字どおり金属(銅板に金メッキを施したもの)で出来たレコード状の物体で、表面には地球人の構造や地球の座標、内部には地球の文化や音、画像などが収められています。これらはいずれ地球外知的生命体や未来の人類が見つけて解読することを期待しているとのこと。つまりボイジャー2基に与えられた最後の使命は「異星人探査機」としての役割なのです。

ボイジャーの内部には直径20cmほどの四角い箱(ブラックボックス)が格納されており、そこには人類のDNAデータ、いわゆる胚が保管されていると言われています。つまりボイジャーを捕捉、解析できるだけの高度な文明をもっている知的生命体であればいずれ人類も復元できるのではという発想です。

ここで一度ゴールデンレコードの話に戻しましょう。ゴールデンレコードの内部には上記の他にも、当時アメリカ合衆国大統領であったジミー・カーターのメッセージが収められています。以下は原文まま。

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「これは小さな、遠い世界からのプレゼントで、われわれの音・科学・画像・音楽・考え・感じ方を表したものです。私たちの死後も、本記録だけは生き延び、皆さんの元に届くことで、皆さんの想像の中に再び私たちがよみがえることができれば幸いです。」

アメリカ合衆国第39代大統領ジミー・カーター

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この文章を見て何か違和感を感じないでしょうか?問題となるのはメッセージ後半の文面です。

「私達の死後も…」これはジミー・カーター含む以降の世代と解釈することができ、「皆さんの想像の中に再び私たちがよみがえることができれば幸いです。」の部分で人類が滅亡することがほぼ確定であるかのような言い回しをしています。つまりジミー・カーターはボイジャーを打ち上げる時点ですでに人類が滅亡することを予見しており、種の存続を最優先に考えた結果、地球ではない高度な文明をもった未来の地球外知的生命体に復元してもらうことを期待したのかもしれません。

旧人類が滅亡し、違う惑星で新人類が復元できるのならこれもひとつの人類補完計画と言えるのではないでしょうか。タイトルをつけるのならもちろん…

シン・チキュウジン

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